上がらない債券利回りは世界のカネ余りの証拠か

2020/02/22

投資


米30年債利回りが過去最低、米企業活動の縮小示す指数やウイルス懸念
(出典:ブルームバーグ 2020年2月22日 6:02 JST)

SPDRマンです。

債券に資金が流入しており、利回りが低下しております。
株から債券へ資金が移り、一部では逆イールドも指摘されておりますが、
リスクオフというよりはカネ余りのように感じます。

本当のリセッションの際には一時的に一緒に下落するはずの金(ゴールド)や、
その他の安全資産にも資金が流入し値上がっており、
明らかに投資家の懐事情に余裕があります。

世の中にカネが余っているからといって、景気後退しない訳では全くなく、
うまく資金が流れなければ、リセッションは免れませんが、
警戒を緩めない方々の発言を聞くと、まだ何かが違う気がするのです。

何か市場に意図があるような気がしてなりません。
それが何なのかは全然よくわかりませんが…

話は変わりますが、とある政治家の失言がネット上で話題になっておりました。
(どの政治家かは明言を避けたいと思います)

彼の発言は良く物議を醸し出すのですが、世間が思っている以上に
はるかに高度に計算され、自身に非難の矛先を向けさせつつ、
内政外交ともに影響力を発揮し、今も尚その影響力を更に高めております。

政治家の世間からの評価と政治手腕の乖離というのは、わりと頻繁に起こります。
本当の実力は評判だけでは判断出来ません。これは投資家も同様かもしれません。

政治家の世論誘導にマスコミが引っかかり、思惑通りに報じることで、
大衆は面白いように、その政治家が思った通りの反応をしていたりします。

自らが批判している対象は、その反応を引き出すために、
敢えてそのような言動をしていることがあるということを、
少しでも知っておくと、もしかしたら人生のどこかで役立つかもしれません。

自分では理解できなくても世の中が上手く回っているのは、
高度に世の中を理解し上手く立ち振る舞ってくれている方々のお陰かもしれません。

よく分からない時は、自分の分かる範囲で動いた方が良いと思うSPDRマンでした。

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