なぜ私は「公益資本主義」のために闘い続けるか
(出典:プレジデントオンライン 2020/02/08 11:00)
SPDRマンです。
ベンチャーキャピタリストの原丈人氏の「公益資本主義」に関する記事を読みました。
投資(出資)を通して社会へ貢献することの意義とは、
英米型の単なる株主利益の追求ではなく、
「会社は社会の公器」として、事業を通じて社会に貢献し、
会社が生み出した付加価値をすべてのステークホルダーに還元し、
中長期的な世界の成長に資する新事業を生み出そうという考えです。
事業家・ベンチャーキャピタリストが、崇高な精神で企業に投資をすることは
非常に重要です。大量の資金を用い、大きなリスクを取って
社会を変えるような素晴らしい事業を作り出さなくてはなりません。
これは、本当にリスクの伴うことですし大変なことだと思います。
一つの大きな成功の陰には、何百何千という失敗が積み重なってこそ、
為すことができる世界だと思います。
では、プロではない個人投資家の意義とは何なのでしょうか。
(プロの定義が曖昧ですが、ここでは他人の資産で投資・運用する人を
プロと定義し、個人の資産で投資する人を個人投資家としたいと思います)
それはシンプルに、「投資を通じて資産を形成すること」です。
投資で損失を生じさせることは、投資先の企業を結果的に助けているという
考え方も確かにあります。たとえ損失を生じさせても、社会から必要とされる
助けたい企業の事業活動を応援するというのも、もっともな話だと思います。
しかし、本当に資本主義社会を健全に機能させるためには、
最終的に投資家が報われ、投資のリスクに見合ったリターンを得る必要があるのです。
もちろん、簡単なことではありませんし、不運に見舞われたり、
上手く行かないこともあるかもしれません。
投資手法は人それぞれですし、手法の流行り廃りやベンチマークとの比較など、
目移りすることや、時には迷うこともあるかと思います。
それでも最後はしっかりと利益を出し、結果を残す投資家になって下さい。
それがご自身のためだけではなく、社会のためになります。
プラスサムゲームの世界で、一緒に公益を積み上げて行きましょう。
みんなで豊かになりましょう!