ボーイング、株主還元しすぎで債務超過の事情
(出典:東洋経済オンライン 2020/03/30 5:20)
SPDRマンです。
なんだかんだでコロナの影響が仕事に直撃しております。
イレギュラーな対応に加え、同僚の異動に伴う引き継ぎ案件まで抱え手間取っております。
異動のシーズンに部署に残留する側としてしわ寄せが来たり、
人繰りが上手くいかない時に割りを食うのは、下っ端の宿命です。
短期的な結果や効率を重視するあまり、仕事の質が疎かになり
長期的な成長が犠牲になってしまうことは、どのような組織においても大きな課題です。
株価を重視するあまり、自社株買いや高額配当などの行きすぎた株主還元を進めてきた結果、
ボーイングは財務危機となり、結果として株価の下落に見舞われました。
株主のための「株価重視経営」が、結果的にその株価を毀損することになりました。
追求する価値がビジネスそのものではなく、株価になってしまうと、
その投資は上手くいかなくなる可能性が高まります。
これは仕事も同様で、単純にお金だけが追求する価値となってしまった瞬間、
創造的な事業から単なる作業に成り下がります。
(もちろんそう割り切って作業に臨むのも一つの立派な戦略です)
ただ単に結果だけを追い求めても、望んだ結果は得られない。
投資も仕事も人生も、そこに何か意味を見出したときに
初めて価値が生じるのではないかと感じたSPDRマンでした。
The Meaning of Life