死に行く実需と有り余る資金

2020/04/20

節約


著名ヘッジファンドが新規資金受け入れ、投資家は殺到
(出典:ブルームバーグ 2020年4月19日 16:15 JST)

SPDRマンです。

トランプ氏が大統領に就任した直後、原油価格の値上がりに対し口先介入で牽制をして、価格の上昇を抑えていた頃がまるで嘘のように、原油価格の下落が止まりません。

産油国間の政治交渉の決裂に加え、新型コロナの影響による需要の減少が拍車をかけ、一時1990年代の価格水準まで落ちてきました。

コモディティは実需が伴う世界ではありますが、政治面も経済面も混乱し明らかにおかしい状態です。

ESG投資で目の敵にされてきている石油産業は、今まで通りロビーの力で再起をかけることができるのか岐路に立たされております。

その一方で、有り余る資金は新たな投資先を求めとどまることを知りません。

株高(だけではなく全てが割高だったのかもしれせんが)の関係で、新規資金の受け入れを停止していた著名ヘッジファンドが、新規資金の受け入れを再開させたところ申し込みが殺到したそうです。

新型コロナの影響で明日のお金に困る方が多くいる一方、市場全体で見ると待機資金はまだまだ潤沢のようです。

マスクの需要一つとってもそうですが、あるところにはちゃんと存在し、それが本当に必要な人に行き渡らないから、社会活動は停滞するのです。

確かに投資は人を豊かにしてくれます。当ブログをお読み下さる皆様は長期的に見れば、恩恵を受ける側になるでしょう。

もちろん自身が豊かになるために投資をすることも大切ですが、もしかしたら来るかもしれないインフレになる前に、経済を回すためにも消費も楽しんでおいた方が良いかもしれないとふと思ったSPDRマンでした。

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