左派的な政策と米国株投資の相性

2020/04/29

投資


〔コロナ後の日本〕生き残りの鍵は「社会主義化」、中韓が市場奪取=中野剛志氏
(出典:ロイター 2020年4月29日 / 07:03)

SPDRマンです。

新型コロナ不況対策として各国で様々な政策が実施されておりますが、共通しているのは、自国の経済を守るために「大きな政府」的な発想で景気を刺激し雇用を守り、経済を回そうとしていることです。

市場原理主義や新自由主義的な株式市場と相性の良い経済思想は「小さな政府」を理想とし、本来であれば米国の共和党の保守派がこの流れに近い政策を取ろうとします。

しかしながらトランプ政権は従来的な思想信条にはこだわらず、「大きな政府」の役割を積極的に引き受けることも厭わないことと、リーマンショック以降は各国政府や中央銀行のアプローチが変わり、乱暴な言い方をすれば社会主義的な手法も取り入れるようになりました。

正しいかどうか別として、これらの政策は国家の存亡をかけた景気≒経済および各国の経済指数を下支えするための政策です。

米国株投資にたどり着く、当ブログをお読みくださる皆様は、どちらかと言うと右派的な政策を好んでいる方が多いのではないかと思います。

思想信条と合致している手法で資産形成できるのが理想ですが、複雑に利害が絡み合う現代社会においては、どのようなアプローチであれ結果が伴う方が、良しとされております。

イデオロギー的な好き嫌いも大切ですが、時にはその場を乗り切るために、手段を厭わない姿勢も投資の世界では必要です。

バンガードが導入したインデックスファンドという手法も、当初は手数料ビジネスをしているウォール街の金融機関からは、社会主義的だと揶揄されていた時期もあったそうです。

自身の好き嫌いよりも、違う思想や手法でも良いところは取り入れていく貪欲な姿勢が大切なのではないかと感じたSPDRマンでした。

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要は真っ当に儲かれば何でもOKみたいな感じです

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