所詮は数字遊び

2020/05/11

投資


コラム:4月米雇用統計、見出しの数字に隠れた重要な事実
(出典:ロイター 2020年5月11日 / 10:26)

雇用統計の数字も、コロナの死者数も各国の社会体制や統計処理の精度が異なるため一概には言えませんが、やはりいい加減な数字が並んでいるように感じます。

バフェット氏が今年の株主総会の際に、株価が下がった今なぜ自社株買いを実施しないのか問われたとき、バークシャー株の本源的な価値が下がり割安ではなかったと回答しました。

1株当たり株主価値というのは見せかけの数字で算出することもできますが、それは本質的な数字ではありません。

所詮経営者は自社企業の株のセールスマンです。投資家に株を高く買ってもらうことを生業としております。(その点でバフェット氏はバークシャーの押し売りはせず、本当に正直だと思います)

経営者で企業を判断することは本当に大切なことだと思いますが、大切なご自身の資産はやはり自分自身で判断するべきです。他人に任せてはいけません。

多くの起業家兼投資家が集中投資で莫大な財産を築き上げてきました。ただそれは、経営者として本人が所有する創業した企業の株式ではありませんか?

株式投資や不動産投資で成功するよりも、本業で何かを成し遂げることの方が本来は重要ではないでしょうか。もちろん株式投資や不動産投資が本業であるのであれば、そこに集中するべきです。

自身の本業で世の中をどう導いて行きたいのか、何を成し遂げたいのか。もちろん本業は単に仕事や事業ではなく、リタイア後の余生をどう過ごしたいのかでも構わないのですが、それがなければどんなに富を築き上げたところでお金はやはり紙切れ(電子化された現在はただの数字?)に過ぎません。

その資産で何を成し遂げたいのかがなければ、投資も所詮は空虚な数字遊びに過ぎないと感じたSPDRマンでした。

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空虚な数字遊びも程々に

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