トランプ米大統領、強いドルを支持 現時点で適切
(出典:ロイター 2020年5月14日 / 20:09)
SPDRマンです。
昨日のFRBパウエル議長の講演、バフェット氏の銀行株の一部売却、そして本日のトランプ氏の強いドルの支持発言と為替に大きな影響を与える要人の動きが相次ぎました。
ドル高の容認は米国株投資家にとっては円安に繋がるため、既にドル資産を保有し、なおかつ円建てで資産を計算する場合は悪い話ではありません。
もちろんドル転など、これから米国に投資する場合は円の価値が下がるため多少不利な条件にはなりますが、果たして一連の動きが米国経済にとってプラスとなるかは未知数です。
むしろ3月の安値から上昇のペースが急すぎだった感じは否めません。実際に機関投資家からは調整を視野に入れた発言が相次いでいるようです。
ウォール街の重鎮、株価は過大評価と相次いで警鐘
(出典:ブルームバーグ 2020年5月14日 15:38 JST)
トランプ政権の為替政策は、発足当時こそ貿易戦争のためのドル安誘導が懸念されていたものの、トランプ氏本人のスタンドプレイによる口先介入以外は、割と普通な共和党のスタンスに近いように個人的には感じております。
もちろん気を引き締めて相場には臨まなければなりませんが、個人的に知る限りでは急激な為替の変動に対応するため、日本国内でも要人が発言できるように準備はされております。(エンバーゴ付きな話ですので詳細は控えます)
目先の相場は荒れるかもしれませんが、割と日本国内の米国株投資家にとっては悪くない環境が整って来ているのではないかと感じたSPDRマンでした。
為替は常に戦場です