アングル:日本株、理屈抜きの上昇 踏み上げ相場の様相を強める
(出典:ロイター 2020年5月28日 / 13:52)
SPDRマンです。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
プロ野球の野村克也氏の座右の銘とされる松浦静山の剣術書『剣談』からの引用とのことですが、今の上昇相場にはピッタリな言葉のように感じます。
後付けの理由や解釈を加えることは簡単ですが、この株価の戻り方を想定していた方は少ないと思います。
多くの人々が想定していなかった方向に株価は進みます。
この上昇相場の恩恵に上手くあやかれていると良いのですが、現実はそうではない方も少なくないのではないでしょうか。
持ち高を調整したり、ヘッジのための売りのポジションを有していたりと、備えをしていた方が逆に不利になる、当初想定されていた新型コロナ不況相場とはかなり異なる展開です。
難しい判断を迫られるポジションを取るのは得策ではないというのが当ブログの立場です。
割安だと感じた時に買い増しを行いその後は放置する。(バイ&フォーゲット!)
非常にいい加減な投資手法のように感じますが(実際に本当にいい加減ですが)無駄な判断を減らすには最善の手法です。
結局相場は読めないのであれば、不要なリスクを減らすほどパフォーマンスは向上します。
理屈では分かっていても実践するのが意外と難しい。余計なことをしてしまうのもまた人間らしさです。
負けの原因はしっかりと分析しつつ、不思議の勝ちを積み上げて行きたいと感じたSPDRマンでした。
何もしないことも意外と根気が必要です