公益も利益も欲張って追求する投資が正解

2020/05/07

投資


アングル:ギリアド、レムデシビル価格でジレンマ 公益か利益か
(出典:ロイター 2020年5月7日 / 14:56)

SPDRマンです。

話題の治療薬「レムデシビル」で、ギリアド【GILD】は非常に難しい課題に直面しております。

確実に儲かるであろう独占的な薬を世界を救うために格安で提供するのか、それとも薬価を吊り上げて大儲けするのかという悩みです。

もちろん「レムデシビル」がその地位を完全に固めた訳ではないようですので、注意が必要ですが、公益と利益の狭間で悩むのは最先端を進む企業や人に常に突きつけられる問題です。

新薬の開発にとどまらず、画期的なイノベーションは社会そのものを大きく変革させて行きます。

その効果が劇的であればある程、社会にインパクトと既存産業に致命的な打撃を与えることになります。

それが果たして公益に資するかは、後になって歴史家が評価する問題なのかもしれません。

投資家にとっては、自らの投資が結果として儲かり、それでいて社会に貢献していることが結構重要な要素なのではないでしょうか。

投資をすること自体が、自身が思っている以上に社会に貢献しています。公益を意識した投資はもちろんのこと、たとえ自分自身のエゴのための投資であってもです。

理想的には長期のバイ&ホールドで投資した企業ともに成長するのが理想ですが、時には間違った方向に進んだ企業の株を損切りして手放したり、過熱気味の人気企業の割高な株を手放すことで間接的に企業の経営に対しメッセージを送ることも可能です。

買いたい時に株を買い、売りたい時に株を売却することができるのは、株式投資においては当たり前のことのように思えるかもしれませんが、実はすごく恵まれた環境です。

当ブログが基本的に株を買うことしか推奨しないのは、自身の株の売却に制限がかかっていることが大いに影響していることを、今更ながらに感じたSPDRマンでした。

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