景気低迷は格差を悪化させるのか

2020/06/20

節約


パウエル議長、パンデミックで不平等露呈-景気低迷が格差悪化させる
(出典:ブルームバーグ 2020年6月20日 11:04 JST)

SPDRマンです。

新型コロナのパンデミックの影響はすべての層に及んでおりますが、FRBのパウエル議長は低所得労働者とマイノリティーが最も大きな打撃を受けているとの認識を示しました。

景気の拡大局面では資産の増加が格差を拡大し、景気の後退局面では切り捨てられ更に格差が拡大するという不平等が露骨に現れている現状があります。

どちらがより好ましいのかと問われれば、好景気の方がより多くの人々に富が分配される可能性が高いため、政府や中央銀行にとどまらず多くの方が景気が良い状態を望むのは自明のことです。

平等には、教育と労働、経済的機会へのアクセスが含まれているという認識は非常に重要です。

誰にでも可能性がある世界にこそ、健全な競争や経済発展が期待できるのです。

米国と比べると、日本における格差は少なく感じる一方で、特定の層への文化資本や社会資本、経済資本の集中化が階層の固定化に発展しそうな気配も感じます。

経済資本の問題に関しては、投資ブログ等、投資に関する知識の普及が格差を解消する機会を与える可能性を秘めている一方で、実際に実践し成就する確率を考えると、格差の拡大側に加担している可能性が高いことも否定はできません。

何が格差を拡大させるのか断定することは難しいですが、結局は自身ができる限りのことを実践して行くしか、この問題を解決させる方法はないと感じたSPDRマンでした。





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