金融株が報われない根本原因

2020/07/24

ETF


企業内部関係者が株式売却、ブラックロックCEOも-天井接近示唆か
(出典:ブルームバーグ 2020年7月23日 23:10 JST)

SPDRマンです。

長期投資に適したETF等の商品を提供してくれる金融機関は投資家にとって強力な味方である一方で、その内部関係者は投資家にとっては時に敵なのかもしれません。

営利企業として人材を獲得し、給与水準が高いことで知られている金融業界の社員は、投資している投資家にとっては高いコストですが、それ以上に株式のプロとして経営に携わるメンバーは、自身の才覚を存分に発揮し自社のストックオプション等までも巧みに売りさばいてしまうのです。

3月の急落時には自社株を積極的に購入していた金融機関の幹部や役員らは、この4週間ほどは一転して売りに転じているようです。

出典元の記事によるとブラックロックのラリー・フィンク氏は保有する自社の株式約5%を2420万ドル(約26億円)で売却したそうです。

参照:FINVIZ.com - Stock Screener - Snapshot BLK

その他にもユナイテッドヘルス・グループのスティーブン・ヘムズリー氏、モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン氏が自社株を売却しました。

こういった資産運用会社、保険会社、投資銀行のトップは金融知識の塊ですので、利益相反取引をうまく掻い潜り、役員報酬とは別に自身の取引で財を築いてしまうのです。

これが結果として金融株のパフォーマンスを押し下げる原因の一つではないかと思います。

大株主や経営者のインサイダー取引は開示されますので、定期的にチェックしておくとどこかで役に立つかも知れません。

参照:FINVIZ.com - Insider Trading - Insider Transactions - Form 4

慈善活動のために財団が定期的に保有株を売却するマスターカードのような銘柄もありますし、バークシャーは逆にこのタイミングで自社株買いを実施しているようですので、一概に金融株を悪者にすることはできませんが、やはり警戒が必要なセクターであることには変わりないと感じたSPDRマンでした。

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