渋沢栄一が「論語と算盤」の両立を力説した意味
(出典:東洋経済オンライン 2020/07/25 7:50)
SPDRマンです。
「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一は、今風の言葉でいうとシリアル・アントレプレナーとして銀行や商工会議所、証券取引所をはじめ多種多様な企業の設立に携わりました。
株取引という意味では、大阪取引所や大阪商工会議所の設立を主導した五代友厚と並び正に日本の証券取引の土台を作った人物です。
そんな渋沢栄一の玄孫である渋澤健氏は、投資の世界ではコモンズ投信の創設者としてその名を知られております。
投信会社を設立するほどの資産家でありますが、その資産はいっさい渋沢栄一から引き継がれたものではないそうです。(児孫のために美田を買わずタイプですね)
渋澤健氏は渋沢栄一の教えに関する新著において、『論語と算盤』の両立の重要性を説いているそうです。
論語(理性・道徳)と算盤(経済・欲望)という懸け離れたものを一致させることが飛躍につながっていくのです。どちらか片方ではいけないのです。
両立してこそ本当に役に立つものがあります。
例えばアレもただ単に長かったり太かったりするだけではダメで、固さも兼ね備えていなければ立派なものとは言えません。(アレが何なのかは皆様のご想像にお任せいたします。おそらく夏野菜か何かだと思われます)
度重なる挫折を重ね、それでも未来を信じ理想を実現する強さの中には道徳も欲望も必要なのです。「無欲は怠慢の基」です。
矛盾や無駄の中に本当の飛躍は潜んでいると感じたSPDRマンでした。
渋澤健『33歳の決断で有名企業500社を育てた渋沢栄一の折れない心をつくる33の教え』(東洋経済新報社)
折れないアレをつくる33の教え