実体経済の惨状を覆い隠す株高

2020/07/08

節約


日本経済は株価が好調でも「V字回復」は絶対にしない理由
(出典:ダイヤモンドオンライン 2020.7.8 5:05)

SPDRマンです。

株価はそれなりに戻してきておりますが、就活市場の急激な冷え込みや大手旅行会社の冬ボーナス支給なしなど、明らかに実体経済が冷え込んで行く内容のニュースが出てきております。

もちろん全ての産業という訳ではなく、コロナ禍の在宅勤務需要を取り込めている企業などは業績を伸ばせているのだと思いますが、大多数の企業の業績は厳しい状況かと思います。

それでも株価が回復するのは金融緩和や財政政策を実施し、たとえキャッシュの価値を毀損してでも、世界恐慌やリーマンショックのような惨状を回避させようとしているためです。

現金の価値を落としている以上、株式でもコモディティでもリスク資産の価値は相対的に上昇するため、コロナショック以降の株価の回復スピードが早く感じるのも結構理にかなっているのかもしれません。(個人的には違和感を感じてはおりますが…)

株高は飾りで、いつ崩れてもおかしくはないし文句は言えない一方で、この経済不況を乗り切るためには、一人でも多くの国民がリスク資産を保有し恩恵を受け消費や追加投資を実施し、経済を回す必要があります。

言うには容易いですが行うは難しで、不況下でそこまで立ち回ることができるのかは人としての器量が問われているような気がします。

厳しい現実にも楽観的な気持ちは忘れないようにしたいと感じたSPDRマンでした。

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