回復するものとしないものの差(週間報告2020/08/23)

2020/08/23

投信


一時レイオフの米労働者、4分の1近くは恒久的失業も-ゴールドマン
(出典:ブルームバーグ 2020年8月23日 13:20 JST)

SPDRマンです。

今週は株式分割を控えたアップル【AAPL】やテスラ 【TSLA】の動きが華やかだった一週間でしたね。

それに伴いナスダックやS&P500指数は最高値を更新する一方で、ダウ平均はアップルのこれだけの寄与にも関わらずほぼ横ばいでした。

一部の好調な銘柄がある一方で、その陰には確実に業績とともに低迷している企業が存在することが伺える動きでした。

それでは全体を俯瞰した今週の週間報告です。



全体で14.41%のプラスです。
先週末時点では、161,275円、15.35%のプラスでしたので減りました。
(先週比:-9,801円)

指数は最高値を更新しておりましますが、為替の影響で下げました。とはいえ、ドルに対してユーロが高くなって行くのに比べると円は結構健闘しております。

ナショナリズムを煽るわけではないですが、リーマンショックの際に通貨安競争に敗れた日本は震源地以上の不景気に襲われ、その結果として就職氷河期を再来させてしまいました。

政策判断の誤りが、非正規雇用の問題やブラック企業の問題など、劣悪な低賃金の労働環境や失業問題の拡大を招いたと言わざるを得ない状況でした。

その一方で労働賃金では今の状況を打開できないという気付きを与えたという意味では、人々を投資に向かわせる大きなきっかけになったのかもしれません。

何事もポジティブに捉えようという発想は大切ですが、就労における世代間格差は生涯賃金や人生設計に計り知れないほどの格差を与えてしまっております。

投資ブログを楽しめる層は、基本的には自助努力でなんとかなる方々ですので心配はしておりませんが、それでも厳しい境遇の方もいらっしゃるかと思います。

たとえ自身が不遇であったとしても、より厳しい立場の人に対し手を差し伸べられる余裕を投資で手に入れて欲しいと感じたSPDRマンでした。

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