【AAPL】挑戦者が支配者側になったとき歴史は繰り返す

2020/08/20

書評


米アップル、時価総額2兆ドル超え 米企業で初
(出典:ロイター 2020年8月20日 / 02:07)

SPDRマンです。

昔からどちらかと言えばマイナーなものに魅力を感じるタイプでした。親の意向とかでは決してなく、なぜか物心ついた頃からずっとアンチIBM・アンチマイクロソフトで育って来ました。

学内のPCや社会人になって配備されたWindows端末以外は、ずっとMacかLinuxで凌いできました。

アップル製品が好きと言うよりは、常に少数派側であることを意識して来たように思います。

IBMが支配するコンピューター業界に、アップルがMacintoshで挑んだ1984年、確かにこの企業は輝いていました。

当時28歳のスティーブ・ジョブス氏は語りかけます。
「そして今年、1984年。IBMは業界全てを占領したがっている。ディーラーは今ではIBMの言いなりで恐怖さえ憶えているようだ。“ビッグブルー”はコンピューター業界、情報の時代を占領してしまうのか。1984年について、ジョージ・オーウェルが言っている事は正しいのか?!”」



時は流れ、アップルは時価総額が2兆ドルを超える企業となり、挑戦者だった企業は、いつの間にか挑戦を受ける立場の企業となりました。

独占に異議を唱えた企業は、新たな支配者として君臨しています。フォレスト・ガンプが購入した「果物の会社」の面影はもうありません。

どんなに思い入れのある企業であっても、投資家には冷静な判断が求められます。それが投資というものだと思います。

栄光は永遠には続かないことを思い出したSPDRマンでした。



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