コラム:ドル安トレンド長期化を促す環境変化=佐々木融氏
(出典:ロイター 2020年8月18日 / 15:40)
SPDRマンです。
自国経済の立て直しと株高のために、各国政府や中央銀行があらゆる手段を講じておりますが、金融政策であろうと財政政策であろうと効果が出ていれば結果として自国通貨安に進むようです。
ドル円だけを見ていると円高方向に進んでいるため、米国に競り負けている感が出て来ております。ドルが下落トレンドになった5月半ば以降で見ると、先進国通貨の中でドルが最弱通貨となっているため仕方ないのですが、実は円が2番目に弱い通貨となっているため日本も結構健闘しているのです。
為替対策という意味においては、政府や中央銀行の頑張りだけではなく、個人投資家の対外投資も、たとえ一人ひとりの資産は微力であっても、それが積み重なるとそれなりに影響力を持つことになります。(ですので皆様、米国株・ETF等の海外資産を保有しましょう!)
相場環境を他人や周りのせいにすることは簡単ですが、自分自身でできることは可能な限り行動に移すべきです。
文句を言うよりも、それを解決するために何ができるかを考え実践する方が生産的ではないでしょうか。
与えられた環境は人それぞれ異なりますが、一人ではどうにもならないことのように思えることでも必ず打開策はあるはずです。
世の中理不尽なことも多いですし、必ず報われるとは限りませんが、意外と最近の日本はいい線いっている気がしているSPDRマンでした。
リーマンショックの時のように諸外国に競り負けてはいけない