結局金融相場は米国の金利次第

2020/08/27

投資


コラム:安倍首相の健康問題よりパウエル講演、市場の本音に迫る
(出典:ロイター 2020年8月27日 / 18:23)

SPDRマンです。

米国の市場の影響力が大きすぎるせいもありますが、日本の株式市場は自立できていないと感じることがよくあります。

国内の情勢よりも日米の政策金利差に、日本市場の今後の行方を委ねられてしまっているのです。

為替で削られてもそれ以上の成長があれば、相場の流れを克服できるはずですが日本企業にその勢いはありません。オールドエコノミーの銘柄の中には米国企業よりも優れている優良企業も存在しますが、市場の牽引役にはなりきれておりません。

本来なら、超低金利政策によって日本のIT企業はGAFA並みのパフォーマンスを発揮し時価総額を伸ばし日本市場を牽引する企業が出てこなければならないはずですが、残念ながら日本にはプラットフォーマーは生まれませんでした。

バブル期の日米貿易摩擦に伴う通商交渉の末、イノベーティブな企業の芽をことごとく摘まれてしまった影響は今現在も続いております。

せめてもの救いというか日本人ができる反撃は、そのことを理解した上で米国市場を用いて稼ぎ出すことです。

為替の影響もあるため、米国の米国株投資家と比べると決して平坦な道ではありません。しかしながら同時に日本人投資家にはチャンスがあります。

円高に振れ見た目の資産が目減りしたり、日本企業が株安に陥れられても、それ以上に稼ぐことができるチャンスが日本人投資家の前には広がっております。

人生は不利な立場や境遇の人ほど、努力と工夫次第では恵まれた環境の人よりも飛躍することができます。

FRBの仕打ちには負けたくないSPDRマンでした。

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