【米国市況】S&P500が高値更新、6日連続-ドル・円は105円台前半
(出典:ブルームバーグ 2020年8月29日 6:30 JST)
SPDRマンです。
S&P500指数の勢いが止まりませんね。
今週は金曜の東京時間に安倍首相の辞任表明があったため、円高に振れ日経平均や指数連動商品も下落しましたが、円建てのS&P500指数連動商品も最高値更新の一歩手前のところまで戻って来ておりました。
確かに景気の動向を考えると違和感のある指数の高値更新ではありますが、FRBのパウエル議長の発言やFOMCの声明からは、明確に利上げを実施せず、金利を低い水準に維持する意図が読み取れ、結果として債券利回りの上昇も限定的です。
2月の最高値の頃の債券利回りと株式を単純に比較してしまうと、株価にはまだ上昇余地が十分にあります。
しかしながら、株高がドル高にはつながらず米国は露骨に通貨安誘導に近い動きをしております。日本は比較的うまく対処して来ておりましたが、安倍首相の辞任表明の瞬間から円高に押され始めてしまいました。
アベノミクスの三本の矢の政策が上手くいっていたかは疑問符が付きますが、アベノミクスの株高を支えたのは円安だったことは間違いありません。
次期政権にもこの辺りの認識はしっかりと持って欲しいSPDRマンでした。
しばらく土日の休みがなくなりました…