絶滅危惧種となったバリュー株

2020/09/18

投資


コラム:バリュー株は絶滅危惧種、超低金利の長期化で
(出典:ロイター 2020年9月18日1:51 午後)

SPDRマンです。

超低金利時代がもたらしたのは、割安な資産の消滅なのかもしれません。

割安な資産に投資するバリュー株投資の難易度は年々上昇してきております。

低金利が企業買収や合併を活性化させ、そもそも割安な優良企業は買収され上場市場から姿を消しました。

米国の上場企業数は四半世紀前と比べると約半数ほどに減少し、魅力的な割安な投資対象先は減少しました。

大手優良企業はLBO等を駆使して優良なビジネスに先行投資(買収)を行うことで、以前よりも株価が多少割高でもその割高さが許容されるようになりました。

その結果、多くの投資家が考える出遅れ銘柄が巻き返せず、割高銘柄はいつまでも割高なままで放置される現象が頻繁に起こるようになりました。

それが現代の適正価格と言ってしまえばそれまでなのですが、政策金利に大きな変動があるまではこの現象はなかなか改善されないかもしれません。

もちろん大型株にこだわらないのであれば、ニッチトップ企業等が潜む中小型株にはまだまだ長期にわたり市場を大幅にアウトパフォームするバリュー株が潜んでおります。(その分当然リスクも高いですが)

低コストのETFや投信の登場など株式投資へハードルは下がり良い時代になったと感じる一方で、プロの投資家やアウトパフォームを狙う投資家にとっては難しい時代になったことを改めて感じたSPDRマンでした。

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