世界の大手銀行使ってマネロンか フィンセン文書を調査
(出典:朝日新聞 2020年9月21日 2時00分)
SPDRマンです。
フィンセン文書の報道は日本時間の21日早朝から報じられていたにも関わらず、アジア時間は持ちこたえておりましたが、欧州時間は流石に反応し米株式の先物も下げてしまっております。
もちろんこの問題だけが原因ではなく、新型コロナウィルス感染拡大第2波とその対応としてのロックダウン強化なども重なり欧州株は下げているようですが、フィンセン文書で名前が出てきている金融株が特に厳しいようです。
現在、人気ドラマ『半沢直樹』でも政治家と大手銀行の不正や腐敗が描かれておりますが、おそらくこのような資金洗浄や汚職は世界各地に蔓延っております。
国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)は世界の報道機関が共同で調査報道を行う組織で、日本国内でもパナマ文書問題で脚光を浴びたためご存知の方もいらっしゃるかと思います。
今回のフィンセン文書の調査に関しては、日本からは朝日新聞と共同通信が参加しております。
自身も本業の仕事柄、この手の汚職等の話は公表される前にある程度内容を知ってしまっているケースがあります。(知っているだけで真偽のほどは分かりません)
今回のように公表され表面化するケースもあれば、闇に葬り去られる話だって当然ありますし、扱いを間違えれば死人が出かねないような問題もあったりします。(日本は比較的平和ですが海外の報道機関は本当に命がけのケースも多々あります)
国家権力は強大ですし、金融権力は場合によってはそれ以上に恐ろしいこともあります。
あまり突き詰めすぎると、金融商品を持っているだけで金融機関の不正を後押ししてしまっていることになってしまいそうですが、酷いことをしている企業から金をむしり取るつもりで投資をして欲しいと感じたSPDRマンでした。
巨悪の頂点としての投資家