GAFA社員が「愛社精神は無価値」と判断する理由
(出典:東洋経済オンライン 2020/09/23 5:40)
SPDRマンです。
就職先にしても投資先にしても、何かしらの魅力をその企業に感じているのではないでしょうか。
雇用環境が異なるため一概には比較することはできませんが、米国の特にシリコンバレーのIT企業の従業員は会社との関係が非常にドライなようです。
日本の雇用環境が守られすぎているだけなのかもしれませんが、米国では会社は株主のものであり従業員のためのものではないのです。
愛社精神は基本的に創業者が持つべきものであり、その創業者でさえも株式の保有比率、会社の定款次第では会社を追われることがある世界です。(アップルのスティーブ・ジョブズ氏追放のエピソードは有名ですね)
それ程に米国株の株主は守られており非常に魅力的な投資先であることに変わりはありませんが、それでも投資先に対してはよりドライでなければ投資判断を誤ることがあります。
思い入れがある投資先があることは素晴らしいことですし、おそらくその思い入れは非常に高いパフォーマンスや安定したパフォーマンス(人によっては爆損の思い出かもしれませんが)で良い印象を持っているのだと思われますが、それが未来永劫続くとは限りません。
投資先も就職先も(事業主の方はご自身で起業した会社でも)法人格は他人だということを意識した方が、いろいろと上手く行くのではないかと感じたSPDRマンでした。
『シリコンバレー発 スキルの掛け算で年収が増える 複業の思考法』酒井 潤
銘柄や商品に惚れ込んではいけない