映画が映し出す時代に投資のヒントを学ぶ

2020/10/24

節約


新型コロナの影響で映画産業は大打撃を受けている中(ハリウッドはお通夜状態みたいですね…)、日本国内では人気漫画作品『鬼滅の刃』のアニメーション映画『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』が、記録的な大ヒットとなっているようです。

映画作品は常にその時代の空気や世相が反映され、これから先の社会を読み解く上での重要な手がかりが散りばめられております。

NIKKEIプラス1(土曜紙面)の記事に「エコノミスト10人が選ぶ経済・金融の映画」という特集が掲載されておりました。

2000年以降に公開された、経済や金融をテーマとした国内外の主要な映画25作品から選定したそうなのですが、金融危機を題材にした映画が多数紹介されている中、個別企業に関する作品もランクインしておりました。

マクドナルド【MCD】のフランチャイズ化に成功し、現在のマクドナルドにつながる道筋をつけた実業家、レイ・クロック氏の自伝的映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』と、デビッド・フィンチャー監督によるフェイスブック【FB】誕生の裏側を描いた『ソーシャル・ネットワーク』の二作品です。

どちらの銘柄も素晴らしい銘柄で、マクドナルドはダウ平均の構成銘柄、そしてフェイスブックはGAFAの一角としてその名を知られております。

両作品とも劇場に足を運んで鑑賞した作品ですので、その当時のことを覚えておりますが、『ソーシャル・ネットワーク』に至ってはフェイスブックがまだ株式上場前の頃の作品です。

その頃から投資対象としてフェイスブックをチェックできていればどんなに素晴らしかったかと思うばかりですが、普段触れるあらゆるコンテンツや作品の中には投資のヒントが潜んでいるのです。

少し本題から逸れますが、『ソーシャル・ネットワーク』はNine Inch Nailsのトレント・レズナー氏がサントラの作曲を担当しており、本作品で見事にアカデミー賞作曲賞を受賞しました。

本作の楽曲の一部には『Ghosts I–IV』の楽曲をアレンジしたものが収録されているのですが、奇しくも今年のコロナ禍の暴落の中で続編となる作品『Ghosts V–VI』が無料で公開されました。(下記作品の無料ダウンローページへのリンク)


何も経済・金融がテーマの映画だけが投資のヒントになるのではありません。日常のあらゆるところに投資のヒントは潜んでおります。

投資のために、真剣に娯楽を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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