ハイテク株が無くても指数は上がるか(週間報告2020/11/15)

2020/11/15

投信


今週は大統領選後のアノマリーに加えてファイザー【PFE】とビオンテック【BNTX】による新型コロナワクチンのニュースによって主にオールドエコノミー銘柄が恩恵を受けた一方で、ハイテク株が足踏みをした週となりましたね。

指数をざっと眺めてみてもダウ平均が4.1%、S&P500指数が2.2%上昇したのに対して、ナスダック総合指数は0.6%の下落と振るいませんでした。

巣篭もり関連銘柄が大幅に崩れる中、決算相場を制した小型株は大幅に上昇し、小型株のラッセル2000は6.1%の上昇と、上がる銘柄はしっかりと結果を残しました。

それでは米国市場全体の動きに近い今週の週間報告です。


全体で17.09%のプラスです。
先週末時点では、176,914円、14.73%のプラスでしたので増えました。
(先週比:+28,303円)

今まで市場を牽引してきたハイテク株が崩れセクターローテーションが起きておりましたが、結果的にはS&P500指数は上昇しました。

S&P500指数のうちGAFAMの5銘柄が常に指数を席巻していると捉えがちですが、今週のような動きを見ると、その他の約495銘柄が決して機能していないわけではないことを実感しますね。

まだまだこれかもハイテク株が相場を牽引して行くような未来を描いてしまいがちですが、市場は常に先の動きを織り込み続けるためそんなに甘くないのかもしれないということを予感させる流れでした。

セクターごとの切磋琢磨があるからこそ全体で上昇してくれるのが指数の強みです。

来週以降のハイテク株の逆襲を期待しましょう!

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