配当株の流行り廃り(週間報告2020/11/22)

2020/11/22

投信


今週は再び新型コロナの感染拡大が警戒される一方で、ワクチンの開発競争にも期待が持てる展開となる中、金融政策にも動きが出始め色々と考えなければならない一週間でしたね。

ここのところオールドエコノミー銘柄の物色が続いておりますが、決算の影響もあり結構明暗が別れており、保険分野は売り込まれる一方で出遅れていた一部の銀行株が元気だったり、GEやボーイング、石油関連銘柄なんかにも資金が流入しているのを見ると、ローテーションの予想の難しさを感じますね。

それでは全体はどうなったのか、今週の週間報告です。


全体で17.36%のプラスです。
先週末時点では、205,217円、17.09%のプラスでしたので増えました。
(先週比:+3,304円)

微増しておりますが、ほぼ横ばいといったところでしょうか。

個々の銘柄やセクターごとには大きな動きがあっても、意外と動かないのが良くも悪くもインデックスですね。

本日は出典元に配当株と無配当株のリターン比較の記事を選んでみましたが、ここ最近はグロース株が優位な展開で、配当戦略が少し劣勢な印象です。

つい数年前までは割と高配当戦略が持て囃されていたので、流行りの戦略のローテーションもだいぶ進んだのかもしれません。

配当は確実な利益として安心感がありますが、安心を買ってしまう分トータルのリターンが下がる傾向があります。

ただ、その一方で弱気相場が長引いた際は形勢が逆転し、無配当株が劣勢に立たされます。

配当株で我慢を強いられる展開を長期で耐え凌ぎながら将来的な逆転を目指す戦略を取るのか、それとも損切り等のリスク管理を徹底した上でキャピタルゲインで稼ぎ逃げ切る戦略を選ぶのかは、各投資家の個性や適性、時代の流れに適合しているかが結構重要です。

この辺りは割と投資家の好みが出てきます。

その時廃れている投資スタイルの方が後々リターンが良くなる傾向がありますが、流行らない手法は直ぐに成果が出なかったり試行錯誤をしなければならず、結局難易度の高い投資なのだと思います。

極端な高配当戦略や連続増配株ばかりを狙ったり、逆に無配当のグロース株や小型株で固めるよりは、様々な個性を取り入れた戦略を採用した方が結果としては長期で安定するのではないでしょうか。

QooQ