日銀がとうとうGPIFを抜き、日本株最大の株主になったそうです。
3月の急落の際は含み損ネタでボロカスに言われておりましたが、株高を背景に9月末時点での日銀が保有するETFの含み益が5.8兆円との報道がありましたので、今はもっと凄い含み益になっているはずです。
結果的にはかなり良い感じでETFの買い入れを行なっていたことになります。
ちなみに11月に日銀が通常のETFを買い入れたのは2日のみでした。
絶賛買い控え中のようです。
まぁ理論上は中央銀行のETFの買い入れは株高には寄与しないことになっているのですが、それは建前で市場の心理的な側面は明らかに買いに向かいますし、実際上昇しております。
金融システムの安定には寄与しているものの、企業の価値を適正に評価する市場の機能には確実にゆがみをもたらしております。
資本主義国家ではなく宛ら国家資本主義ですね(笑)
個別株投資をしている方にとっては、割安株を日銀に持っていかれる面白くない相場だと思いますが、コロナ禍はまだまだ非常事態なのです。
もういっそのこと日銀の買い入れたETFは、Go To ETFみたいなキャンペーンにして国民に配ってしまえば、日本人の投資人口の割合も増えて一石二鳥なのではないでしょうか。