指数構成銘柄の選択問題(週間報告2020/12/20)

2020/12/20

投信


今週は指数の構成銘柄の入れ替えに伴う取引が目立った一週間でしたね。

もっとも動きに注目が集まったのはテスラ【TSLA】だったと思いますが、S&P500指数だけではなく他の指数でも入れ替え準備が着実に進んでおり、MSCIはブラックリストに掲載された中国企業の除外の準備を進め、ナスダックはナスダック100指数【QQQ】の入れ替えに伴いアトラシアン【TEAM】、オクタ【OKTA】、ペロトン【PTON】などが新たに加わる予定です。

中身が大きく変わろうとしている指数も多くある中、その中でも割とオーソドックスな指数を利用している今週の週間報告です。


全体で20.52%のプラスです。
先週末時点では、245,240円、19.61%のプラスでしたので増えました。
(先週比:+11,394円)

主要三指数が最高値を更新した影響もあり上昇しました。

足元で円高が進行している感じもしますが、それ以上に株式指数は順調のようです。

指数の採用銘柄を選ぶ大手インデックス・プロバイダーの影響は大きく、パッシブ運用商品の生殺与奪の権を握っているレベルです。

テスラの不採用がどれだけの影響力を及ぼしていたかをザックリと理解するには、今年の【VOO】と【VTI】のパフォーマンスの差を見てもらうとわかりやすいかもしれません。

これを誤差だと思うか、大きな違いと感じるかによって投資スタイルの適性もほんの少しだけわかるような気もします。

今のように相場が良い時期は、大きくアウトパフォームしている方も多いと思いますので、あまり響かないかもしれませんが、それなりに考え抜かれ構成されている指数は意外と手強いです。

確かに割高なものを掴まされながらの運用になりますが、それでも投資する価値は十分あると思います。

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