膨れ上がる世界株の着地点はどこか

2020/12/19

投資


リーマン・ショックのときの反省からか、各国政府や中央銀行は金融緩和や財政政策の手を緩めることなく、金融市場はV字回復を通り越して不景気の中で新たな成長軌道にのっているかのような状況です。

出典元の日経の記事によると、世界の株式時価総額は適正水準を測る目安の一つとされる世界の国内総生産(GDP)を2割上回り過去最高水準とのことです。

時価総額の膨張を牽引しているのはハイテク企業が多い米国と中国で、米国は21%増の42兆ドルに膨らみ、中国は48%増えて9兆ドルを突破したそうです。

好き嫌いは別にして、金融緩和による金余りは上がりそうな雰囲気のGAFAや新興のハイテク銘柄に集中し、わかりやすく美人投票が機能している状態です。

通常であれば過熱感を抑える政策を取らなければならないはずなのですが、株式市場が崩れてしまえば、コロナ禍の特殊状況を乗り切れないのではないかという危機感から、特にFRBからは絶対にリセッションへの逆戻りを避けようという確固たる意思を感じます。

その一方で、次本格的に崩れた際の救済策が本当に見えない怖さがあるのも事実です。コロナショックの下落のときのように政府や中央銀行が取れる手段は多くあるわけではありません。

そういった警戒感が市場に残り続けている限りは堅調に続いてくれるような気もしますが、追加緩和が効かなくなった市場に対しては、3月のときのようなアプローチは取れないので、何か別の戦略を模索しないといけないですね。

個人投資家に取れる手段はそこまで多くはなく、むしろ限られているのかもしれませんが、何もしないよりは多少はマシな展開を迎えることができるかもしれません。

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