長期投資がなかなか根付かなかった日本において、とうとうあの手法が本格的に議論され始めました！
コロナショックの急落の際に様々な批判を受けつつも、結局買い支えを続け爆益を手にしてしまった中央銀行こと日銀が保有するETFを国民に配っちゃおうというアレです！！
ネタみたいに聞こえるこの政策ですが、アジア通貨危機の際に香港が近い政策を打っており、個人投資家の育成および長期投資の文化に寄与したと評価されております。（評価に関しては諸説あり）
割と真剣に、定額給付金の二回目を実施するのであれば、TOPIXでも日経平均でも何ならS&P500指数連動商品でも良いので、ETFを配って実際に国民に保有してもらえば良いのです。
しばらく時間が経ってみて長期で保有している人が恩恵を受けることを実際に実感してもらえれば本当に変わると思います。
例えば一人あたり20万円分配り、そのうち10万円分は3年間のロックアップをかけておいて分配金をもらったり、価額の上下を経験してもらうのです。
ロックアップのかかっていない10万円分は生活の苦しい方はすぐに売却して生活資金にすれば良いですし、ETFを保有することの利点を確認してもらえば良いのです。
財源は気にせずに済みますし、日銀の出口戦略は完了します。仮に大量に売却する方が出たとしても、相場が崩れれば再び日銀のETF買いの口実になりますので願ったり叶ったりです。
まぁ健全な市場環境からは程遠い気もしますが、不況や円高に再びやられる可能性のことも考慮すると、背に腹は変えられません。
