ここ最近は日本株の強さを感じる一方で、経済全般の先行きやIT政策、ワクチンの開発競争、財政政策の打ち方などを見ていると、2021年の景気回復や株高は、引き続きアメリカ主導で実現する可能性が高いのではないかと感じてしまいます。
確かにコロナの対応に関しては、欧米諸国に比べると日本国内は相対的に抑制されておりますが、それでも医療機関は疲弊し行政や医療現場は大変厳しいかじ取りを迫られております。
結局はワクチン開発一つをとっても欧米企業(特に米国)の優位は変わらず、最近は中国の企業も台頭して来ているのが見て取れました。
決して日本も手を拱いていたわけではなく、財政政策などはGoToキャンペーン等も用いかなりのテコ入れを実施して来ました。
それでもやはり米国はその何枚も上手を行く財政政策を実施しており、その差が間接的にはドル安による円高に繋がっております。
日本の財政政策はある意味では正しいことを行おうとしているのですが、海外との比較において結局は効果を発揮できず貧乏くじを引く政策を繰り返して来ました。
この悪しき習慣を、良くも悪くも打ち破ったのがアベノミクスでした。
結果として市場の歪みは生じていると思いますが、久々に海外の株式指数と比較しても申し分のないパフォーマンスが出てくるようになりました。
日本市場には頑張って貰いたいですし、潜在的な力もまだまだ秘めていると思いますが、素直に結果が出やすい環境にあるのは、米国市場に軍配が上がります。
米国株を主軸に置いた投資はやはり強力です。