ファイザーとともにワクチン開発に成功したビオンテック株は上昇し、創業者であるウグル・サヒン氏は世界の富豪の仲間入りを果たしました。
３０年近く前、トルコ移民の若き二人の医師が新たながん治療を開発すると誓いを立て、ドイツの地方都市で設立した企業は、世界を救う可能性を秘めたワクチンの開発にこぎつけました。
その可能性を信じ投資を続けた投資家の方々も、もちろん素晴らしいと思いますが、やはり本来讃えるべきは信念を貫き通し何かを成し遂げた企業や創業者なんだと思います。
恐らく、投資は何かを成し遂げるための手助けをするための手段であって、その先に目的があるから素晴らしいのだと思います。
創業者以外の人間がその企業の価値を見出して利益を得ることも大切ですが、創業者のための一助となって、そのサクセスストーリーに寄与しているだけでも十分ではないでしょうか。
もちろん投資のリターンによって手に入る自由もあるのだと思いますが、自ら起業して上場にこぎつけるような投資の方が魅力的かもしれません。
