雇用情勢の弱まりによって政府の追加支援策が期待され、株価は上昇しました。
投資家の望んでいた冴えない指標の数字が期待通り出てきた形です。
世の中が良くなることを期待して投資している投資家にとっては、経済の悪化によって恩恵を受けるのは本意ではないかもしれませんが、株高と社会全体の利益の最大化には時間差や誤差が生じるのが常のようです。
裏を返せば、これから景気の本格的な回復局面では既に織り込み済みで、期待した程上昇しないというケースに遭遇するかもしれませんし、暴落とは行かないまでも好景気の中での株価の停滞という展開もあり得るかもしれません。
とはいえ最高値の更新を続ける米国の三指数に水を差したいわけでもありませんし、記録は打ち破られるためにあるものです。(是非とも鬼滅の刃には様々な記録を塗り替えていただきたい!)
株式にとどまらず仮想通貨なども含めてあらゆる投資対象に対して期待値が高まっているのを感じます。
大きな記録が打ち立てられると、その後その記録の塗り替えに挑戦するのは非常にハードルが高くなります。
市場が数値を都合良く捉えるのは世の常です。
歪な解釈が蔓延り始めた際は、他人よりも早く動き始めることによって後々良い結果がもたらされるとになるかもしれません。