「売りシグナル」が点灯しても売らないで済む投資が理想

2020/12/08

投資


投資における利益の出し方を大きく二つに分けると、トレーディングによる売買利益か、長期間の運用によって長く市場に居残り続けることにより発生する複利の利益のどちらかになります。

どんなに良いビジネスに投資をしても人気が過熱し割高になるときもあれば、人に見向きもされず割安になる瞬間も発生するものです。

目の前に非常に分かりやすい相場環境が広がっており、恐らく自身が確信を持ってシナリオ通りの展開になると思えるのであれば、トレーディングによって大きく利益を手にすることができるチャンスなのですが、理想を言えばその時点で特に動かなくても既に十分ポジションを取っていることが望ましいです。

上昇相場ならその恩恵を満足に受けることができる張り方をしてるのが理想ですし、逆に下落相場の際はポジションを既に落としていたり下で拾えるようにキャッシュポジションがあると心強いです。

その塩梅は投資家それぞれリスク許容度が異なるため、絶対的な答えはありませんが、心理的な負担が強いポジションを取りすぎている場合は注意が必要です。

利益の最大化のためには多少無理をして心理的負担のかかるポジションを取った方が結果は出やすい傾向があるそうですが、投資が本業の方以外はそこまでのポジションを取る価値があるのか考えるべきです。

大してリターンが変わらないのであれば、心理的負担の少ない投資の方が生活の質は高まります。

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