これだけ割高でもなお米国株は有望か

2021/01/12

投資


割と言い尽くされてきた感もありますが、最近の米国株はドットコム・バブル並の割高と認識はされているものの、ドットコム・バブル当時のIT関連銘柄とは異なり業績に実体があるものも存在するため当時とは異なるという論調のようです。

確かに出典元にも記載があるようにGAFAのような人気企業もフリーキャッシュフローが潤沢で、ドットコムバブルの際の人気銘柄とは異なります。

しかしながら所詮はリスク資産ですので、地合いが悪ければ業績が良かろうと悪かろうと関係なく叩き売られるのが株式投資の世界です。

最近は値動きの激しさからか仮想通貨の方にばかり注目が集まりがちですが、暴落が起きれば多くの投資家が巻き込まれるのは変わりありません。

アクティブ運用をしている投資家の中には、直撃をうまく回避しさらに資産を伸ばす方も出てくるかと思いますが、今の日本ひいては世界の株式市場に求められているのは、立ち回りのうまさで資産を形成する環境ではなく、長期でリスク資産に投資を続けてくれた投資家に対してしっかりとしたリターンを届けられる環境です。

この壮大な社会実験の先頭に立っているのが米国および米国株なのであって、それ以上でも以下でもありません。

米国市場が他と異なるのはその覚悟の部分です。ただし、その覚悟が必ずしもリターンに直結するものではないことは分けて考える必要があります。(他国の方が好調な時期が長く続くことも当然出てきます)

それでも米国に何かを期待するのであれば依然として有望な投資先です。

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