ウォール街は再びあの男に削られる

2021/01/14

投資


民主党政権になるということはこういうことなのだと思います。

リーマンショックの際に、米商品先物取引委員会(CFTC)委員長としてデリバティブ取引の問題の解明を担当していたゲンスラー氏が証券取引委員会(SEC)委員長として規制当局に戻ってきます。

ゴールドマン・サックス勤務を経て政府側の要職に着任し、自らが規制担当者として辣腕をふるいガバメント・サックスを地で行く経歴の方ですが、マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院でブロックチェーンや仮想通貨について教鞭を執るなどしてパワーアップして帰ってきました!

市場の透明性の確保や不正行為の取り締まりという意味では素晴らしい人材なのだと思いますが、あのウォーレンリスクでおなじみのエリザベス・ウォーレン上院議員のようなリベラル派から賞賛を浴びた数少ない規制当局者の1人ですので、まぁ市場に与える影響は察して然るべきと言ったところです。

何が標的になるかはわかりませんが、GAFA解体、仮想通貨崩壊、金融機関イジメ、半導体業界壊滅など魅力的なメニューが満載です。

直撃は避けたいところですが、生き残った分野にはさらなる爆益が約束されることになるかもしれませんし、全滅することもあるのが投資の世界です。

過度な悲観は良くないですが、楽観的に行こうとしても顔が引きつりそうな方にはスマイルセラピーが必要です。

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