今の株高は金融政策や財政出動の恩恵を受けているのは間違いありませんが、大手投資銀行等の決算や業績を確認する限り、その恩恵を受けているのは機関投資家以上に波に乗れた個人投資家なのかもしれません。
株高の恩恵を受けて個人投資家が市場に投入できる資金は確実に膨らんでおります。
おそらくこの大きな波の恩恵をより得るために、デリバティブ取引に手を出したりオプション取引を活用している方も出てきているのだと思われます。
用法用量を正しく用いれば、資産効率を劇的に高めてくれるのは紛れもない事実ですが、大きく相場が崩れれば大きな副作用に見舞われる可能性もあります。
当ブログは無難な投資を推奨しつつも、他人に機会損失を押し付けることは避けたい思いもあり、リスクを取れる方のチャレンジは積極的に応援しております。(良くも悪くも投資は自己責任です)
出典元にもあるように投機的な賭け方ができるのは挑戦者の特権ですし、生き残るタイプは若さと勢いで乗り切れます。(たぶん)
個人投資家は資金力を除けば、機関投資家よりも有利な点も多くあります。多少の失敗はあっても時間を味方にできれば、複利の力の恩恵を受けられます。
人生とは不思議なもので、労せずして得たものはいとも簡単に失われ、足るを知る機会を逃します。その一方で、もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時です。
現代の恵まれた投資環境に感謝しつつも、便利と危険は表裏一体の関係です。致命的なミスには気をつけましょう。