世界分散という幻想

2021/01/26

投資


投資の世界ではカントリーリスクを露骨に感じる瞬間があります。

今回MSCIから発表された中国企業5社の株価指数からの除外はその典型でしょう。

それを考慮した上での世界分散投資なのだと思いますが、分散効果のリスクの打ち消し合いがどうしても感覚的に理解できない方は一定数出てきます。

この話は、ジンバブエ航空への投資の例え話が非常に分かりやすいのですが、詳細は下記のリンクを是非ご確認ください。
バフェット氏の言葉を借りるなら「分散投資は、リスクヘッジではなく無知に対するヘッジ」です。

インデックス系の商品への投資はいわば「無知の知」的な投資戦略ですので、ソクラテスや孔子の時代から存在していた古くからある手法を投資の世界で具現化したものです。

ただ、そのベンチマークとなる指数の算出は、結構恣意的な世界だったりします。

それでもそれなりの選定基準をクリアしておりある程度の分散効果が効いていれば、リターンはそのままリスクだけを下げる恩恵を受けることができるのです。

世界分散は幻想ですが、それでもある程度の効力はあるのです。

この現状を打破し圧倒的なアウトパフォームを実現するためには、あなただけのジンバブエ航空を探し出す必要があるのです。

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