大きく値下がりしたかと思えば、一部の銘柄には極端に人気が集中し暴騰したりと、激しい動きの中で利益を掠め取れるタイプのトレーダーにとっては願っても無い相場なのではないでしょうか。
市場全体ではサーキットブレーカーが発動する米国市場ですが、単体の銘柄にはストップ高ストップ安もないため、天井知らずの上昇や奈落の底へのフリーフォールも経験できるのは、さすが資本主義の本場といったところでしょうか。
当ブログは基本的に、のほほんと市場を眺めているだけのブログですので滅多な機会がない限りあまり動きませんが、今敢えてコメントするのであれば言うほど加熱したり本当に急落間近で美味しい局面なのだろうかということです。
多少の調整があったみたいですが、株価はまだまだ高値圏ですし、円建てS&P500指数連動商品を見てみると、コロナショック前の最高値よりも高いです。
金利水準が当時とは全然違うとはいえ、確かに急落を期待されている方も多いかと思われますが、チャンスに備えてキャッシュポジションが厚い方も相当数いるようにも感じます。
期待が高まるほど期待外れな相場が待っていたりもします。もっとも少し退屈なくらいな方が良い投資ができている可能性もありますので一概に悪いとは言えません。
たまたま手にした幸運を無理に手放す必要はありませんが、無理して掴みに行こうとすると痛い目に合うのは様々な分野で共通して起きる現象です。
FRB議長の会見対応のようにヤバいのが来たらスルーする力をつけるのが投資の上達の近道なのかもしれません。