テーマ型ETFブームの危険性

2021/02/16

ETF


本日も日経平均が強かったですね!

ここ最近は円建てS&P500指数はついて行くのがやっとの状態で、日経平均に対してアンダーパフォームが続いておりますが、それでも順調に資産が増えているところに市場の好調さを感じますね。

もっともこういった好調な時期は指数連動商品なんかよりも、尖った商品に人気が集中するものです。

最近の米国では、ゲームストップ株投機のような現象も発生しておりますが、同様に個人投資家主導でテーマ型ETFがブームになっているようです。

それもオーソドックスなセクター別やレバレッジのようなものではなく、宇宙旅行からペットのケア、大麻、医療技術に至るまで、ありとあらゆる流行に乗って作られた商品に資金の流入が集中しているとのことです。

確かにこういった商品の中の一部の商品は本当に大当たりして、月を目指すようなパフォーマンスを叩き出す可能性がありますが、大部分の商品は平均回帰という重力に負けて地上に引き戻され、場合によっては爆発事故を起こす可能性も秘めております。

流行りに乗って一儲けできるのは相場が良い時に投資をしている人の特権ですので、ぜひチャンスは生かして欲しいと思う一方で、何年か後に振り返ると明らかに正気の沙汰とは思えない商品に投資していたという可能性もあります。

笑って話せる思い出話で済めば良いのですが、大きな実害を食らうとトラウマになるかもしれません。

流行とは不思議なもので、流行ってしまうと逆にいずれは廃るものです。

とはいえ日本国内のボッタクリ投資信託の類に比べれば、流行りのテーマ型ETFの信託報酬は、はるかに良心的です。

ただ、早期償還の特約条項等が付いている商品なんかもたまにありますので、トラップには気をつけましょう。

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