チャーリー・マンガー氏のコメントが記事になっておりました。
御年97歳ということですが、頭は冴えていらっしゃいますし相変わらず辛辣です。(大正生まれとは思えないほどピンピンしています)
バークシャーほどの資産規模になると、資産規模の小さな株や仮想通貨には投資できないという事情を考慮したとしても、今の株高はバブルだと捉えているのでしょう。
ドットコムバブルやブラックマンデーを通り越して、世界恐慌の頃からご存命だった方のコメントは重みが違いますね(笑)
バークシャーに挑むハイテク株投資家やビットコイン投資家の構図は、どこかヘーゲルに挑むマルクスや現代思想家的な雰囲気があります。
体系的な議論は既に語り尽くされてしまっているものの、まだ新たな可能性を見出そうとするのは若き挑戦者の特権です。
ごく一部の投資家は投機的な賭けに勝ち大金を手にすることになるでしょうし、かつてバークシャーが挑戦者だった頃、似たようなことをしていたのは伝記等にも書かれている通りです。
ただ、誰もがバークシャーのように成功するのではなく、ほとんどの挑戦者は跡形も無く消え去っていったのです。
今回は違う、自分だけは違うという思想で投資をしている場合は、消え去る側になる可能性が限りなく高いのが投資の世界です。
レジェンド級の投資家の言葉は面白みに欠けるかもしれませんが、真に「投資」を志す場合はこれが現実なのかもしれません。