【1557】東証版SPYが上場10周年

2021/03/24

ETF


本日で東証版【SPY】ことSPDR® S&P 500® ETF【1557】が上場10周年を迎えました。

本家【SPY】がとんでもない流動性を誇っているのに比べると、【1557】はかなり控えめな商品ではありますが、それでも元は同じ商品です。



2011年3月24日に基準価額10,000円で設定され東証上場初日は10,510円で取引を終えましたが、2021年3月24日の終値では42,200円と4倍を超える成長を遂げました。

ちょうどほぼ一年前のコロナショックの底だった2020年3月23日の安値が24,000円でしたので、その地点でも2倍を超える成績です。

この10年を振り返ると様々なことがありましたが、結果的には非常に恵まれた相場環境でした。

【1557】は為替ヘッジのない円建て商品ですので、為替の恩恵が含まれていることも忘れてはいけませんが、これは米国市場で個別株やETFを買ってもドル建てというだけで同じリスクを伴いますので見かけ上の問題です。

今現在は、もっと条件の良いS&P500指数連動商品がありますので、そちらをオススメしますが、この商品のパフォーマンスを超えられるか否かは、投資をする上での一つのメルクマールです。

10年で4倍は少し出来過ぎな環境下ではありますが、これよりパフォーマンスが低かった場合は、指数連動商品の活用を検討してみるのもアリではないでしょうか。

退屈な商品かもしれませんが、手堅いことは間違いありません。

ただ、次の10年も良好なパフォーマンスが続くとは限りませんので、その点だけはご了承ください。

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