基礎から投資を学ぶ重要性

2021/03/15

投資


金融庁がNISA推進・連絡協議会とともに作成し公表している初心者向けの投資教材「つみたてNISA早わかりガイドブック」が改訂されました。

初心者向けと書かれておりますが、金融教育においては基礎をしっかりと学び基本に忠実な投資を続けられる投資家は、長期ではほとんどのアクティブファンドをアウトパフォームすることができるように、初歩的な内容が本当に重要だったりします。

・(つみたて)NISA制度の活用
・長期・積立・分散投資
・資産形成に適した投資商品での実践

無理に背伸びし、難しいテクニックや生半可な投資知識を身に付けるよりも、こういった制度や手法を素直に活用してみることが大切です。

投資余力が十分にあるのであれば、つみたてNISAとは別に投資を行い実際にパフォーマンスを競ってみると、より一層理解が深まるかもしれません。

今のようなリスクオンが続いている相場では、つみたてNISAの対象商品の動きでは物足りなさを感じるかもしれませんが、この手の商品の有り難みを感じるのはリスクオフの際や長期で保有を継続し複利の効果を実感してこそです。

投資の世界では短期で勝負し結果を残す方も出てきますので、そういった華やかな手法に注目が集まりがちですが、国策で推奨している投資はそういうジャンルの投資手法ではありません。

国内にまともな金融市場が形成されるためには、真っ当な投資活動をする参加者が増える必要があるのです。

たまの火遊びも良いかもしれませんが、統計的にはあまりパフォーマンスに良い影響を与えないのが投資の世界です。

結局、普通の投資が一番効率的なのかもしれません。

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