ダウ平均とナスダック100が結構なレベルで乖離

2021/03/09

投資


ここ最近はグロース株が低迷する一方で、バリュー株が元気な印象ですが、ダウ平均が最高値を更新する中、ナスダック100指数が調整局面入りとされる水準まで下落しました。

これほどの指数の乖離が起きたのは、1993年以来とのことですので相当珍しいケースなのかもしれません。

市場全体に投資するような商品を見ていると、そこまで大きな動きを感じない相場ですが、個別株やセクター単位で見るとかなり動きがあるのが現状のようです。

ダウ平均は30銘柄、ナスダック100指数は100銘柄前後とかなり銘柄数を絞った指数ではありますが、それなりに市場を捉えているようにも思います。(ナスダック100指数とナスダック総合指数はかなり似た動きをしますし)

もちろん市場全体を見るには分散が足りないのかもしれませんが、三指数が揃って上がってこそ上昇な感じがするのが市場心理というものです。

他のアセットと比較すると株式指数は似たような動きをする投資先ではありますが、分散を偏らせるとそれなりに違った動きをするのです。

分散は投資パフォーマンスを安定させますが、突き抜けた結果は望みづらくなります。

尖った結果を得るためには、指数の良さは理解しつつもそこから抜け出さなくては先には進めません。

望まぬ乖離は悪手ですが、乖離を悪用しなければアウトパフォームは望めません。

アウトパフォームが全てではありませんが、進化しない者は退化して行くように向上心は必要です。

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