GAFAのアプリ独占を潰せるか

2021/04/22

投資


21日に米上院で開かれた公聴会は、スマートフォンのアプリ配信サービスのプラットフォーマーに関する議論でした。

胴元ビジネスがいかに美味しいビジネスであるかが非常にわかりやすく説明されておりましたが、やはり収益を向上させるためには競争ではなく独占だということが露骨に証明されてしまっておりますね。

結局、GAFAのような企業を解体に追い込んだどころで、時間が経てばまた次の競争の勝者が新たな独占を構築することになるのだと思います。

ただ、そのスクラップ&ビルドのエコシステムこそが、健全な経済社会発展のための鍵なのかもしれません。

かつてのIBMやマイクロソフトがそうであったように、独占が崩れたり解体されかけても不死鳥の如く蘇って来る企業も一定数存在します。

経済全体の成長を取るのか一企業の利益を優先させるのか、どちらに民意が靡いていくのかを考えれば進む方向は明確です。

ただ、現実は思った通りにならないのが常ですし、意外に別の理由から崩壊に向かうかもしれません。

GAFAが仮に解体されたとしても、分社化されたうちのいくつかの企業は普通に今のGAFA以上に株式のリターンとか良くなりそうですし、悲観的になる必要はない気がします。

予想が面倒であれば全体に賭ければ良いですし、全く希望が見出せないのであればテック企業へのウェイトを減らすのも一つの戦略です。

まだプロレスの段階ではありますが、ガチの殴り合いに突入した時にチャンスは巡って来るかもしれません。

QooQ