ファンタジーとしての米国株投資

2021/04/24

投資


出典元の記事はNHKの番宣記事ですが、「欲望の資本主義」シリーズは、株式投資をしている方ですと、それなりにご覧になっている方も多いのではないでしょうか。

テレビを持っていない方でも関連書籍が多数出版されているため図書館等で無料で内容は確認できるので、下手な投資関連書籍を読むよりは視野を広げられる気がします。

記事の中で紹介されている書籍『ファンタジーランド: 狂気と幻想のアメリカ500年史』は、このブログを開設する直前に読んでいた本だったので結構印象に残っています。

「自由と民主主義の実験場」であるアメリカは、開拓者たちの「夢」への信仰であり、「夢」はまた、資本主義の社会においては「商品」なのです。

アメリカンドリームは、素晴らしい「理念」であり、欲望を喚起する「商品」でもあります。

未来の「夢」への期待、無形資産という「夢」の商品化で世界の覇権を握りレースの先頭を走り続けているのがアメリカなのです。

その「夢」へのプラチナチケットの断片が、米国株やETFといった金融商品として提供されているのです。

ただ、開拓者は大きなリスクを伴うため、チケットは紙クズとなってしまうものも少なくありません。

それでもこのイカれたファンタジーを信じなければ、「夢」は実現できないのです。

浦安辺りに生息している銭ゲバ系ネズミの「夢の国」だけがファンタジーではありません。(あれはあれでアメリカンドリームの一つの完成形だと思います)

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