ビットコインETF転換、米国での実現性

2021/04/06

ETF


既にカナダではビットコインETFが承認され今年の2月から取引が開始されておりますが、米国では多数の申請があるものの当局の承認は降りておらず未だに商品化には至っておりません。

グレースケール社が運用している仮想通貨トラストは2013年の設定当初からETFへの転換を目指して動いて来たそうです。

出典元の記事によると「グレースケール・ビットコイン・トラスト」(GBTC)は、2021年4月5日時点で運用資産390億ドル(約4兆3000億円)を超えており、仮に米国で転換に成功すると商品ETFとしてはステート・ストリートの金ETF「SPDRゴールド・シェア」【GLD】(運用資産約570億ドル)に次ぐ規模になるとのことです。

ここ最近の仮想通貨の急騰具合を見ているとわからなくもないのですが、現物の裏付けがある商品ETFに匹敵するほどの規模になっていることには少し危機感を感じます。

当ブログは怪力乱神を語らず路線ですので、仮想通貨だけではなくコモディティ等の商品への投資も長期保有に向かないものが多いため推奨しておりませんが、個人的にはETFに関しては現物の裏付けがあるものを選ぶべきだと思います。

商品系のETFは分配金ではなく維持費の方が高く付くことが多いため、トレードを前提とした上での保有になるかと思います。

ビットコインETFも、取引所を通じた売買によって税金対策ができることが期待されているのだと思われますが、「通貨」として保有するのか「商品」として保有するので意味合いが変わってくるはずです。

もっとも意味合いも気にならないくらいに熱気を帯びているところには、過度なリターンを期待しない方が賢明です。

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