投信への資金流入が好調

2021/04/07

投資


株高の恩恵を受けてか投信への資産流入が順調のようで、月次資金流出入額は4カ月連続の資金流入超とのことです。

また、2021年3月は9280億円の資金流入超で、VIXショックが起こる直前の2018年1月の9600億円以来の資金流入超のようです。

その中身を確認してみると、流入先の1位は日興アセットマネジメントの「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」で601億円の流入でした。

パッと見何のファンドかよく分からない名称ですが、米国株投資家にはお馴染みのアーク・インベストメント・マネジメントの投信版です。

アーク社のETFとは異なり日本のアセットマネジメント会社を通すため、アクティブ投信らしく信託報酬や買付手数料が割高なためあまりオススメしませんが、サクソバンクの一般口座に拒否感がある方にとっては気になる商品かもしれません。

こういったランキングを拝見すると、まだまだ圧倒的にアクティブ投信が強いと感じてしまいますが、我らがeMAXIS Slim 米国株(S&P500)もトップテン入りし6位と健闘しております。

証券会社の営業力の影響もありアクティブ投信の強さは認めますが、日本の投信業界の今後のためにも一商品くらいはパッシブ投信が純資産額で突き抜けて欲しいものです。

日本人の国民性からすると、いずれはeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)あたりに人気・流入ともに落ち着いてくる気がしますが、個人的には、まずは今の勢いでeMAXIS Slim 米国株(S&P500)が投信の純資産額でトップを飾って欲しいですね。

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