IPO前にリボ払いに頼るロビンフッド

2021/04/08

投資


ロビンフッダーでお馴染みの株取引アプリ運営の米ロビンフッド・マーケッツは、IPOに向けて銀行から融資を引き出しまくっているそうです。

金融機関は追加保証金に対応する必要があるため、財務を手厚くしておきたいという気持ちは非常によくわかるのですが、気になるのは与信枠がただの融資ではなく6億ドル(660億円)ほどの回転信用(リボルビング)が含まれているそうです。

リボ払いの金利に耐え得るほど利益を見込んで借りているのでしょうが、JPモルガンやゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー等の投資銀行が見込みの甘い融資をしているとは思えません。

取引料金に革新をもたらした証券会社の正体は、もしかするとダークプールの活用とリボ払いの組み合わせなのかもしれません…(ロビンフッダーは知らぬ間にリボ払い以上にぼったくられている?)

信託報酬の引き下げや取引手数料の無料化は一見すると投資家にとって喜ばしいことですが、行き過ぎた競争は必ず歪みを生み出します。

当ブログも過剰なサービスに便乗路線ではありますが、あまりにおかしい過当競争に加担してしまうと結果としては自分の首を締めることになります。

IPO前の金融株の情報なんて多くの投資家にとってはどうでも良い情報かもしれませんが、たとえ自身の投資対象先ではなくても学べることは多くあります。

一見どうでも良い話にこそ意外な有益情報が混じり込んでいるかもしれません。

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