成功する起業家や経営者、富裕層の多くは、あきらめや変わり身が速いという記事を見かけました。
速いタイミングでの損切りによって無駄な努力に終止符を打ち、次のチャンスに備えることがうまいということでしょう。
あきらめにはどうしてもネガティブなイメージがつきまといますが、自分の見栄やプライド、固定観念を排して機動的かつ柔軟に認識する能力というのは、真の目的の達成のためには非常に重要な能力です。
単に投げ出し責任放棄するのではなく、あきらめや間違いを認め優先順位をつけ見切りをつけることで、より重要なものを取り入れる決断をするということです。
投資の世界では市場に居残り続けることでより良いリターンの恩恵を受ける可能性が高まりますので、「継続は力なり」が強調されがちですが、場合によっては報われないことも当然出てきます。
極端な例ではありますが、どんなに投資初期の一括投資が効率的であったとしても、バブル絶頂期の頃に日経平均連動商品(当時は存在していなかったかと思われますが)に一括投資をしていたら、それはあまり良い投資にはなっていない気がします。
下手に方針がブレるよりは一貫した投資の方が望ましいですが、その方針自体に大きな問題がないかは確認した方が無難です。(それでも投資とアレは長さと太さが重要です、愛だけでは満足度は上がりません)
結局いつの時代も自身を失敗に導くのは見栄やプライド、そして変なこだわりです。