世の中には圧倒的な個の力で道を切り開き、前人未到の記録を打ち立てるような素晴らしい営業マンがいます。
彼ら彼女らから学ぶことも非常に多くあることは間違いありませんが、その一方で営業を仕掛けられる側に回ってしまうことには警戒が必要かもしれません。
とはいえ典型的プルデンシャルゴリラ（通称：プルゴリ）にいきなり保険営業を仕掛けられるような経験をするのはかなり稀かもしれませんが、こういうものから逃れることは資産形成においては非常に重要なことです。
超一流の営業マンの超高給の原資は何かといえば、間違いなく営業マンの売り上げた高額商品からもたらされる利益に他なりません。
言い方を変えれば、超割高な手数料によって営業マンの所属先の企業は支えられており、そのボッタクリは顧客には還元されず、企業の株主や従業員のために使われている場合がほとんどです。
人間的な魅力で商品を売るのが営業の醍醐味かもしれませんが、それはあなたが営業マン側である限りにおいてであり、金融商品であればそれは余計なコストにすぎません。
投資先でも経営者やファンドマネージャー等、属人的な能力の差でパフォーマンスが変わるのであれば、そこには人を見極め託す力が試されるため、大いに悩むべきだと思いますが、誰から買っても同じ商品なのであれば冷徹にコストで判断するべきです。
変な義理人情を利かせてしまうとご自身のためになりません。（ボッタクられるだけです）
あなたの人生や資産を守ってくれるのは“超一流の営業マン”ではなく自分自身なのですから。
