「親より豊か」が難しくなった時代のアメリカンドリーム(週間報告2021/07/18)

2021/07/18

投信


今週は主要株価指数が最高値も付けた一方で後半にかけては崩れる展開となりましたね。

ダウ平均は0.5%安、S&P500指数は1.0%安、そしてナスダック総合指数は1.9%安となり、久々の下落の週となりました。

また、ラッセル2000指数は5.1%の大幅下落と安定しない印象でした。

それでは今週の週間報告です。



全体で42.62%のプラスです。
先週末時点では、661,477円、41.33%のプラスでしたので増えました。
(先週比:+20,612円)

切り取り方の問題ではありますが、先週より増えました。

自由な社会と資本主義を原動力として米国発展の礎となってきた「アメリカンドリーム」は、世界恐慌後の1930年代に創り出されたというのが通説ですが、最近はこの物語が揺らいできているそうです。

生まれや所得によって格差は拡大する一方で、多くの家庭が苦境に陥り子供の自立もままならない世帯が増えてきているそうです。

これはグローバリズムが浸透してきた社会においては共通する傾向のようで、日本国内でも親世代の頃ほど恵まれた教育環境や雇用環境に恵まれず、親世代のような豊かさを享受できない若い世代が増えてきているようです。

一昔前までは、社会の成熟が未成熟な大人を許容しているような論調もありましたが、現実は夢を見る余裕すらなく厳しい現実を突きつけられる若者が多くなったということです。

真面目に働き、普通に幸せになれる社会。そんなかつての当たり前は遠いものとなりつつあります。

その一方で、金銭的なアメリカンドリームへのチケットは、米国人だけにとどまらず、米国株式に投資ができる環境の人であれば、誰にでもチャンスを与えてくれるようになりました。

現実はより厳しくなりましたが、より多くの人へアメリカンドリームへの機会を与えるという米国の理想は、より広範囲に拡散されております。

その成功の物語を引き継ぐのは、今このブログを読んでいるあなたかもしれません。

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